星空に生きる


背筋伸ばして顔を上げて

この光の中を生きてゆく

 

私という人間を ここまでやってきて

かなり時間をかけてわかってきた

私という人間は 人に恵まれ

パッとしないけれど割と幸せ だけど

 

見渡せば星空のように輝く

数えきれない光に目が眩むよ 

「六等星の光じゃ淡すぎるから

見つかる訳がないな」と苦く笑った

 

そんな夜をもう何度過ごした?

 

背筋伸ばして顔を上げて

私のまま もう生きてゆこう

やれる事をやるだけだ

この光の中を生きてゆく

 

口ではそう言いつつも 進んでは戻り

片隅では思ってた

「いつか、いつか、きっと」

現実はいつだって容赦ないから

だからこそ見つけてくれた貴方の

道標になれるように

 

残り時間はどれほどか?

焦り覚えて 息をつく

眩しすぎるこの空で

一等星は強く輝いて

 

敵わないかもしれないが

背筋伸ばして顔を上げて そう!

燃え尽きるその時まで

私という生身のままで

この光の中を生きてゆく